RCAケーブルの製作

RCAプラグとシールド線を使ってRCAケーブルを製作する方法を紹介します。自分でハンダ付けを行えば高音質なケーブルを低予算で作成できます。長さもオーディオ機器に自由に合わせることができますので、最短で接続することにより、高音質で配線もすっきりさせる事ができます。

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RCAケーブルは、市販でも多くのケーブルが販売されていますが、RCAプラグとシールドケーブルを組み合わせる事により、オーディオ機器に最適な長さや仕様のケーブルを製作する事ができます。

 

今回は、信頼性の高いRCAプラグと、定番にもなっているカナレのシールドケーブルを組み合わせた場合の製作方法を紹介します。高級なRCAプラグを使用しても1m1本あたり1000円程度で製作できます。

 

では、ステレオ2CH50cmRCAケーブルを作ってみましょう。

1.【準備する部材】 以下のとおりです。

Linkman製 RCAプラグ 白 8φ線 金メッキ【RP1093ZAG-TEF-AWE8.5】 2個

Linkman製 RCAプラグ 赤 8φ線 金メッキ【RP1093ZAG-TEF-ARD8.5】 2個

カナレRCA用ラインケーブル L-4E6S 青 1m

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2.【必要な工具】

ワイヤー処理、ハンダ付け作業が必要になります。

必要な工具や使い方は、こちらを参照してください。

電子工作に必要な工具の種類と使い方 【ハンダ付け編】 【ワイヤー処理編】

これ以外には、RCAプラグを固定するための小型万力(100円ショップにもあります。)があると便利です。

 

3.【ワイヤー処理】


被覆を剥いてシールド線をほぐす



このケーブルは太い(外径6mm)のでワイヤーストリッパーや、ニッパーでは処理が難しいです。

写真のように、先端から10mm程度のところにカッターなどで切り込みを入れて被覆を剥いてください。カッターで切り込みを入れる時は、中のシールド線を傷つけないように慎重に切りましょう。

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その後、シールド線をほどいて下さい。先の細いドライバーなどを使用するとうまくほどけます。

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芯線の処理



写真のように、シールド線の中には4本の芯線とケーブル強化用の糸が入っています。芯線以外はカットします。

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芯線4本の被覆を剥きます。ここはワイヤーストリッパーがあれば簡単にできます。シールド線もまとめて一本にしておきます。

シールド線は一本一本が細いので、芯線とショートしないようにしっかりまとめてください。

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4.【ハンダ付け】


芯線とシールド線に予備ハンダする



このケーブルは、4芯のケーブルで、RCAケーブルとして使用する場合はいろいろな方法があるのですが、ここでは2種類の方法を紹介します。
まずは、芯線とシールド線をハンダ付けしておきます。

タイプ1.ホット側 芯線4本 コールド側 シールド線

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タイプ2.ホット側 芯線2本 コールド側 芯線2本+シールド線

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この場合は、芯線2本をシールド線と一緒に捩じります。



RCAプラグに予備ハンダしてワイヤーを付ける



次に、RCAプラグにハンダ付けするのですが、このままハンダ付けしてもなかなかうまく出来ません。
先にRCAプラグに写真のようにハンダを付けておきます。

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この時はかなりの熱量が必要になりますので、写真のようにRCAプラグを固定してハンダごての温度も少し高めに設定しておくと作業性が良いです。

芯線とシールド線を写真のようにしっかりハンダ付けします。

タイプ1の場合

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タイプ2の場合

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5.【組み立て】


ワイヤーをネジ止めして固定する



このあと、ワイヤーを固定するためのネジを閉めれば完成です。

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ケースを閉めて完成



最後にケースを止めます。反対側も同様に処理します。
このケースはハンダ付けする前にケーブルに通しておかないと止められなくなります。
2本、4か所処理をすれば完成です。

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完成後は、テスターで導通の確認をしてください。
ホット側とコールド側の間もショートしていないか確認してください。



 

以上で完成しました。50cmと短いケーブルですので、プリアンプとパワーアンプの間の接続などに使用できます。

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このようにケーブルを自作すれば、状況に合わせてお好みの長さのRCAケーブルを製作する事が出来ます。

今回使用した L-4E6Sは、業務用にも使用されているケーブルでスタジオなどでも使用されており、10m程度までなら音質劣化の少ないケーブルです。

1mと50cmをフォノイコライザー内蔵に改造したアンプに接続してみました。

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